Art+Design News

2014年9月

もう20年近く乗っている。E34型といわれる、登場は1988年の3モデル前のデザイン。
現在も現役でちゃんと走っている一台。

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元々は父親の所有で、当初はこういうタイプのセダンには
全く興味もわかず縁がないと思い込んでいた。
クルマはスタイリッシュなスポーツか、役に立つワゴンかと。
しかし歳月がそんな嗜好を変化させた。

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鈍重さや堅牢感が今になって心地よく感じる。
やはりクルマもモノづくりだと。

一世代前の象徴的なクルマ。
現代の子どもたちは、クルマといえばハッチバックを描くというが。

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日常で長く使いこまれて、存在感や愛着が深まるモノ。

福井大学時代に、1学年6名を乗せて走るために
トーラスの後を継いだフォードのエクスプローラー。

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これは一番働いた。人も荷もたっぷり載せて、
雪道も山道もどこまでもよく走った。

しかし米製の4,000ccの(それでもモデル最小)巨漢ガソリン車は
リッター平均5.5kmくらいと燃料を消費した。

でもホントによく走った。
8年間で12万kmくらいは走破した。

ユーノスとほぼ同時期に、よく働いたのがフォードのトーラス。

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平成4年〜14年頃まで14万km位を走破。
前列ベンチシートの3列8人乗り。
しかも最後列は後ろ向きに2人という、今では考えられないシートレイアウト。

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3Lが最小エンジンという、アメリカ車らしい大らかで
ゆるく大味だけど、実用的によく仕事したワゴンだった。

平成元年に登場した日本の名車。
知人から譲り受け、平成2年から16年間ほど堪能した。

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アンテナもねじ込み式。当時はオートマの設定もなく5速MTのみ。
このクルマに関しては多くが語られているように
世界中の自動車メーカーに影響を与えた、ニッポンデザインの金字塔。

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4年後にマリンブルーに塗り替えて、冬場は乗らずに12万km走破。
写真はハードトップを装着時。テナント時代のbaus。